春なのに

▶4月になりました。
新年度です。 陽射しも温かくなり、いつもの年なら新しい春の訪れに気持ちも弾む季節なのですが・・・
2月の末に始まったロシアによるウクライナ侵攻、彼の地の戦火に胸のざわめく日々が一ヵ月以上続いています。21世紀の戦争に世界中が胸を痛め傷ついています。
一日も早く平和が来ることを祈るばかりです。

▶毎日、新聞やテレビ・ネットのニュースに落ち着かなく、自分に出来ることは祈ることと寄付ぐらいしかないと思い、ささやかですが郵便局で振り込んできました。想いが届きますように!

▶3月、澤田展人さん編集・発行の「逍遙通信」第六号が発行されました。

昨年末、急逝された外岡秀俊さんの遺稿『賢治と啄木~「北方文化圏」の旅』が掲載されています。
外岡さんが東大生時代に文藝賞を受賞した『北帰行』が啄木の「一握の砂」から始まることを想起させて、感慨深いです。

「逍遙通信」には札幌南高で澤田さん・外岡さんと同級生だった久間十義さんも寄稿されています。詩や短歌や小説・エッセイ・評論などすばらしい作品が並ぶ466ページの大冊です。
そんなすごい文芸誌に、私も「青春の書、老年の筆」という拙文を寄稿しました。亀井勝一郎と太宰治について少し長めのエッセイです。外岡さんにお会いすることは一度もありませんでしたが、外岡さんの遺稿が載った同誌に私も参加出来たこと、ありがたく思います。お声かけてくださった澤田さんに感謝します。大切に読んでいきます。



あまり毛糸のシマエナガと百均紙粘土で作ったフクロウ親子。小鳥が好きです。「銀の雫降る降るまわりに」の梟(アイヌ神謡集)も。人間の国を守護っているという梟の神様に祈って寝ます。

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