今年も半分すぎました

早、6月晦日ですね。
前回のブログ「游人25」合評会からも、ひと月半たちました。
この間のコト、備忘録として急ぎ足で記しておこうと思います。
 
◇札幌へ
5月25日(土)、札幌豊平館で行なわれた《ぽえむ・ライヴin豊平館2》に参加しました。
朝一のJRで発ったのは、北海道文学館で開かれていた特別展「よみがえれ! とこしえの加清純子-『阿寒に果つ』ヒロインの未完の青春-」を、ライヴの前に観たいと思ったからです。

渡辺淳一の『阿寒に果つ』は「婦人公論」連載時に読んでいました。
早熟な天才画家、純子さんが駆け抜けた短かくもドラマティックな生涯。
その絵画や小説など彼女の表現活動と恋など、充実した展示でした。
偶然、その数日前に函館の栄文堂書店から「游人」終刊号を置きたいという連絡があって、お送りしたのですが、その書店の主人が加清純子最後の恋人・写真家の岡村昭彦のお嬢さんなのです。
お嬢さんの名は純子さん。
岡村昭彦は娘に、18歳で雪の阿寒にて死したかつての恋人の名をつけていたのです。
駆け足で観た後、図録を求めたら、通常の図録ではなく厚い(218頁)本でした。札幌南高の同級生・作家の渡辺淳一や荒巻義雄、弟の詩人・暮尾淳さんの回想など読み応えがあります。落ち着いたら、調べたいこともありますが、今は先を急がねば、7月になっちまう(笑)
さ、急ぎましょう。
《ぽえむ・ライヴin豊平館》の会場は、文学館と同じ中島公園内です。
主宰の瀬戸正昭さんはじめ、スタッフの皆さんが尽力して今年も開催されました。
司会は嘉藤師穂子さん、受付・森れいさん、冬木美智子さん、音響・写真・動画は柴田望さん、木暮純さん。
道外から細野豊さん、高橋絹代さんもいらしてくれて盛況でした。
驚いたのは、柴田さんが「游人」の全書影をボードにしてくれていたことです。
初期の号、とくに最初のは仲間しか持っていないはずなのに・・びっくり!

柴田さん、ありがとうございました!!
長屋のり子さんは、特製のコサージュをプレゼントしてくれました。
さっそく胸につけました。長屋さん、ありがとうございます!!

ひとり一行ずつ書いて詩も作りました。

佳い会でした。
萩原貢さんや菅原みえ子さん、渡辺宗子さん、佐藤裕子さんにもお会いできました。
朗読参加者は他に、
石井真弓さん、金石稔さん、清水俊司さん、立原透耶さん、福士史浩さん、松岡真弓さん、三村美代子さん、やまだ乃理子さん、界兀歩さん、そして飛び入りで(ごめんなさい、お名前おぼえてないのですが)演劇の役者さん、若い女性がフランス語も交え「パダンパダン」を♪
友人の松中洋子さんも聴きにきてくれて、懇親会にも参加。たくさん話せてうれしかったです。懇親会には文学館の平原館長も、後からおいでくださいました。加清純子展のことなどお話ししたかったのですが、わたしは帰りの8時のJRに乗るため、皆より先に失礼しました。
お世話になった皆さん、ありがとうございました!
 
◇北見へ
6月中旬、北見に住む義母が部屋で転んで股関節を骨折、入院しました。
幸い、その日のうちにした手術は成功したと叔母から連絡がありましたが、やはり心配で行くことにしました。
3年ぶりの北見行き。
札幌と旭川との2回乗り換えての長い旅です。
砂川→滝川→深川→旭川→上川
川のつく駅名が続きます。
何度も何十回も行った北見ですが、ひとりで行くのは初めてだと気づいたら悲しくなりました。
こんな遠い道のりを、15歳になったばかりの彼は進学のためにひとり来たのか、送り出した義母はどんな心持ちだったのだろう。
列車が特急のとまらないところで停車しました。
鹿と衝突したので6分ほど停車します、というアナウンスがありました。
 

遠軽は知っていますが、瀬戸瀬という駅名は知りませんでした。
写真を撮ってTwitterにあげたら、みてくださった方がたがやさしい返信をくださいました。
うれしかったです。
長年ラジオ体操を続けている義母92歳は気力も体力もあって、順調に回復。
元気な顔をみて、安心しました。
函館に戻る朝も病院に寄ったのですが、別れ際わたしに「ころばんでよ」と言っていました(あなたが言うかと・・笑)。
 
◇7月へ
明日から7月。
2019年の後半が始まります。
北海道新聞の日曜文芸欄の詩の選者を隔週(若宮明彦さんと交代)ですることになりました。
4月に道新文化部の方が、わざわざ拙宅まで出向いてくださり決まったことでした。
「游人」を終え、長く務めていた高文連の講師も辞した春でした。きっと、もうすこし頑張れと言うことかと思い受けることに。
よろしくおねがいします。

今朝、朝刊に出たら、早速電話やメールで激励してくれた友よ、ありがとう!
では。
 

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