ツレヅレ

『春との旅』ふたつ

大晦日に映画『春との旅』(2010年)を観ました。 そして、さきほど原作本『春との旅』(毎日新聞社)を読み終えたところです。 映画『春との旅』 印象的な場面がたくさんありました。 春がお風呂で「時には母のない子のように」をハミングするシーン。 あれは亡くなったお母さんが口ずさんでいた歌だったのだろうな、なんて想像させます。 会いに行く忠男の兄弟たちは、みなそ...
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謹賀新年

2012年がはじまりました。 昨日・今日が去年・今年になるだけのことと言ってしまえば、確かにそうですが でも、古来からこうした節目を人々が大事にしてきたのには意味があることなのでしょう。 生活にめりはりをつけ、新しい年を新しい気持ちではじめるための知恵かもしれません。 であれば、年が明けたことを味方につけて、生きていきたいものです。 今年が、後に、いい年であ...
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2011年12月31日

今年も、あと2時間ほどで終わります。 東日本大震災、原子力発電所事故という、いまだかつて経験したことのない苦難に 列島中が悲しみと心配と怒りと不安の交錯する日々でした。 被災しなかったわたしも、しばらくは茫然としていました。 そんななか、個人的には嬉しいこともたくさんあったのです。 関わってきた映画『海炭市叙景』は、とても評価が高く、多くの人が観てくれました...
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『海炭市叙景』ロープウェイ売店の少女

今年も残すところ3日 気ぜわしい年の瀬ですね。 きょうが仕事納めのところも多かったのではないでしょうか。 わが家の息子たちも明日帰ってきます。 (長男は市内、というか隣に住んでいるので、きょうもちょっと来ていましたが) 次男は松前から、5ヶ月ぶり 三男は東京から1年ぶりの帰省です。 久しぶりに賑やかになることでしょう。 映画『海炭市叙景』は資金をはじめ物資な...
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海炭市叙景の季節に、

海炭市叙景の季節ですね。 大晦日も近いのですが、真冬日が続いて掃除に精が出ません。 この寒波は北海道だけじゃないらしいです。 きょうは滋賀も雪でしたと、キタイマコトさん。 函館を思い出します、と書いてくれてました。 滋賀へは、映画『海炭市叙景』美術の山本さんからの要請。ご縁が続いていることがうれしいです。 『海炭市叙景』に関わったことで、出演された俳優さんは...
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『フリック』を楽しむためには、

『フリック』(2004年、監督:小林政広)観ました。 それも、本編154分の長尺を短い睡眠を挟んで二度も。 一度目は深夜。前に、この映画は観ていて苦痛という情報があったので、苦痛覚悟で(笑)臨みました。 苦痛ではなかったです。 苦痛ではないけれど、なぜ?が多くて、それを読み解きたいという感じで映像を追っていました。 たとえば、妻の告白の場面 なぜ、こんな(夫...