✒おおつごもりです。
満腹の息子たちが帰ってゆき、久しぶりの大量の食器洗いを済ませました。
もうすぐ年がかわります。
長いような短いような2022年がゆきます。
今年は終わらない新型コロナ禍に、2月にはロシアによるウクライナへの軍事侵攻がはじまるというやりきれない年でした。
7月には元総理が銃撃され、旧統一教会の問題が白日の下にさらされました。
9月、小林政広監督が8月に亡くなっていたことを知りました。
ツイッターを訪ねてみたら最後とその前のいいねが私のツイートだったのを視て泣きました。ご自身のツイートは減っていたけれど、見ていてくださっていたのだと。
1月にいただいた賀状には、「恒河沙」5号にふれて刺激を受けたと書いてくださっていたので、きっと新作を観られると思っていたのに・・・
✒12月に「恒河沙」6号を出しました。もう小林監督に送ることはできないのがさびしいです。
送付先の名簿から名前が外せなくて、宛名シールが残っています。
「恒河沙」6号の表紙は芥川賞作家で『哲学の蠅』や『CF』が話題の吉村萬壱さんが描いてくださいました。ありがとうございました。
今号は詩3篇と、庄司一也さんの短歌小説「湖沼と川の物語(仮)」、永島大輔さんのシネマレビュー『私のはなし 部落のはなし』、ブックレビューは私が吉村萬壱さんの『CF』について書きました。
雑記帳は「海辺の音楽室と『海炭市叙景』」と題して、佐藤泰志との出会いや9月の鎌田東二さんのイベント後のことなどを書きました。
最後に、この秋、私を慰め励ましてくれたシャーウッド・アンダーソンの詩を引用しました。訳してくださった白岩英樹さんに感謝します。ありがとうございました。
✒来る年はどんな年になるのでしょう。
戦争や疫病で苦しむ人がいない平和な世界を願うばかりです。