謹賀新年2024

2023年大晦日、息子たちと年取り。

楽しい時間を過ごし、みんなが帰ってから後片付けをして、ゆっくり一人TVの「ゆく年くる年」を視ながら書いています。

ブログ、なんと8月以来でした。

渡邊雛子さんが函館へ来られたとき、一緒に元町の坂を歩きました。

そのとき「恒河沙」7号は坂の特集をしようと思い、雛子さんに寄稿をお願いしました。

そして、「坂」で思い出す敬愛する方々にも寄稿をお願いして、7号の坂特集は実現しました。

多彩な才能ある執筆者によるそれぞれの坂物語、すてきな一冊になりました。

ありがとうございました!お送りした方々から、坂の特集が函館らしくてとてもよかったとうれしい反響をいただきました。

佐藤泰志夫人の喜美子さんからも、巻頭の私の詩と表紙の絵についてご感想と励ましをいただき、本当に有り難かったです。

また、新聞にも紹介されたことで送ってほしいという連絡もたくさんあり、うれしいことでした。表紙の絵は、寄稿してくださった佐藤泰志の西高同級生で泰志復活に尽力された陳有崎さんのエッセイから、八幡坂の登校風景を想像して描きました。

やはり佐藤泰志の中高の親友で、佐藤泰志の理解者であり復活に尽力された札幌の浅野元広さんからも、メールを頂戴して、泰志との通学路でのエピソードなども教えていただきました。

映画『海炭市叙景』製作実行委員会の事務局長だった西堀滋樹さんからも、温かい言葉と書くことへのエールをいただきました。

寄稿してくださった新目七恵さんも『海炭市叙景』映画化チームの仲間です。ほんとうに海炭市チームは宝です。泰志はいい家族や友人や編集者に恵まれていたと思います。そして、亡くなった作家が私に素晴らしい方々と繋いでくれました。

長男は、今夜(もう昨夜、去年ですね)も佐藤泰志原作の映画『オーバー・フェンス』のことを話していました。彼は映画『海炭市叙景』に急遽エキストラに駆り出されてもいるのですが、函館三部作の中で『オーバー・フェンス』がいちばん好きなのだそうです。

何度も繰り返し観ているようです。

佐藤泰志が書いてくれていたから、この映画もできました。そして、埋もれさせまいと尽力された友人や編集者がいたからなのです。「赤蛙のように自分の力で大きなものにぶつかっていくような、そんな生き方をぼくは望んでいるようだ」と書いていた中学生の泰志少年に、あなたの作品が死後30年を過ぎても読まれたり観られていますよ、と伝えたい。それとも空から見ているでしょうか。

世界で起きている戦争の酷さに胸が塞ぐ日々ですが、新しい年が平和へ向かうことを願ってやみません。

私には祈ることしかできませんが、この小さな砂と坂のまちで細々とでも書いてゆこうと、いま想いを新たにしています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

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