✒明日は10月10日
休日。体育の日だとばかり思っていたら、スポーツの日とか。
そして、佐藤泰志の忌日です。今年は亡くなってから32年、33回忌です。
お墓参りに行ってきました。一日早いですが、明日は小さい人と約束があるので雨模様でしたが花を抱えて(わが家の分2把と泰志さん分2把の4把!)。
そしたら、お花があがっていました。
蝋燭も2本立っていました。
朝早くか昨日にいらしていたのでしょうか。
2007年から毎年欠かさず10月10日に来ていますが、先にお花があがっていたのはこれが2回目です。
私も蝋燭とお線香と着火器を持って行っていましたが、お線香の火は、その蝋燭を使わせてもらいました。
毎年来るようになってから15年。
こんなに来るのは父母の墓所以外ないですね。
生前一度もあったことのない佐藤泰志が、今や身内のようです。
✒年末には映画『夜、鳥たちが啼く』が公開されると言います。
6作目の映画、これまでの函館発ではないのです。
佐藤泰志はもう、不遇の作家などではないのだなあ。
感慨深いです。
『海炭市叙景』の映画化の際に願ったことを遙かに超えています。
『佐藤泰志作品集』を世に出してくれたクレインの文弘樹さんはじめ、河出書房新社の元編集者・阿部晴政さん、佐藤泰志の同級生の陳さんや西堀さんや北村さん、シネマアイリスの菅原さん、そして佐藤泰志の読者の力だと思います。
偽の妹(笑)から感謝申し上げます。
白樺の木々の間から覗くナナカマドの実が色づいていました。
秋ですね。