12月になりました。
函館では、昨夜Xマスファンタジーが開幕
カナダ・ハリファックス市から届いた高さ20メートルの巨大ツリーがライトアップされました。
また、きょうからは函館港イルミナシオン映画祭も開幕。
函館山山頂クレモナ・ホール、金森ホール、まちづくりセンターの3会場で
豪華ゲストを迎えての映画上映やイベントが開催されます。
イルミナシオン映画祭と「海炭市叙景」は深い縁があります。
3年前の映画祭に「ノン子、36歳(家事手伝い)」で熊切和嘉監督が来函されました。
その折、ミニシアター・アイリスで、菅原さん(「海炭市叙景』製作実行委員長)が
函館出身の佐藤泰志の小説「海炭市叙景」を映画化したいんだと話されたところ
すぐに函館市文学館へ『佐藤泰志作品集』(クレイン刊)を買いに行き、読んでくれたのです。
(映画祭の数日前、わたしも関わっていた、はこだてルネサンスの会主催の
「佐藤泰志とその世界」に菅原さんはいらしてくれていて、西堀事務局長はじめ
会場にいらした方々の熱意に、映画化できるんじゃないかと感じたそうです。)
2年前のこの時期、数日の先行撮影はしたものの、まだ本編は撮影に入っていませんでしたが
映画祭では、伊参映画祭など地方で独自の映画に取り組みんでいる方々のシンポジウムに『海炭市叙景』もよんでくれました。
メンバー撮影の募金やイベントのメイキング映像も流してくれ、
司会の寺脇研さんが「これも一つの映画だよね」と仰ってくださったのが、うれしくありがたかったです。
そして、昨年の映画祭のシンポジウムにも、熊切監督や実行委員長、メイキング撮影の中野委員の参加と
メイキング映像上映という、完成前から完成後にわたるまで、ご支援をいただきました。
ありがとうございました。
昨年のそのシンポジウムのあと、シネマアイリスで上映中の『海炭市叙景』の
特別ゲストとして、熊切監督と出演者の竹原ピストルさんのトークがありました。
わたしは熊切監督への花束贈呈という光栄な任で、映画の公開と相まって幸福な一日でした。
熊切監督との思い出は、ほかにもいろいろあり、書き尽くせません。
また、折にふれ、書くこともあると思いますが、今夜はこれで。