函館

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七月の終わりに

✎今日で7月も終わり。 去年の7月は個人誌『恒河沙』を創刊、本当なら今年もすでに2号が出ているはずでした。 でも2号発行どころか、まだ原稿に手をつけてさえいません。 辛い夏で、ほとんど茫然と過ごしていたような気がします。 そんな体たらくの私に喝をいれるように、思いがけない連絡事も次々入って、やっと動き出したところです。 ✎7月も終わりに近い先日、『游人』の...
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夏の終わりと「きみの鳥はうたえる」

函館の八月は、夏とも思えない雨まじりの涼しい日々が続きました。 それでも、湯の川の花火大会の昨日と今日は夏らしい良い天気でした。太陽も、明日から2学期のはじまる子どもたちに、明るい夏の思い出を残したかったのでしょうか。 湯の川の花火大会が始まったのは、わたしが高校生の頃でした。松倉川の河口と海の交わるところが花火の打ちあげ場所。松倉川に灯籠を...
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「無垢な光芒」と「おぅねぇすてぃ」

11月も半ばとなりました。 木々は葉がずいぶん落ちて、葉が茂っていたときには思いもよらない骨格をみせて寒そうに立っています。 その裸の木の姿が、いよいよの冬到来を告げています。 今日は風が強く枯葉が舗道を走り廻っていましたが、函館市文学館へ行ってきました。 2ヶ月間にわたって開催されていた佐藤泰志没後25年の企画「佐藤泰志展」が明日で終わるのです。 ...
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青空のような男-唐牛健太郎墓前祭2014

朝は雲っていた空でしたが、お昼頃からから日が射しはじめ、墓前祭のはじまる前には輝く太陽!青空!! 函館山の中腹、今年も唐牛の墓前に全国から集まって来た人々。 今年は、唐牛が逝ってから30年ということもあり、例年より多かったです。 初めて参加の方も数名いらっしゃいました。 サツキをきれいに刈り込んでいるのも、植木屋さんではなく、古くからのお仲間です。 唐牛の...
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「ひなた」と「影二」

きょうはとてもいい天気でした。 春日向。洗濯物もよく乾きました。 水仙の黄色がまだ寂しい庭を照らして。 月のはじめは雪も降ったのに、北の4月はすっかり冬を脱いだようです。 日向といえば、先日、佐藤日和太さんから句集『ひなた』を戴きました。 新書版サイズのかわいらしい造本です。 カヴァー表紙画もやさしい色合い。 (創風社出版 1200円+税) ...
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4月、あたらしい気持ちで

昨日は啄木忌でした。 102年前の1912年4月13日に石川啄木は亡くなっています。 26歳、早い、早すぎる死です。 でも、死後も、というか死後いっそう啄木は読まれれつづけています。 一昨日、函館でドナルド・キーンさんによる講演もありました。 詩誌の例会日で行けませんでしたが、翌朝の函館新聞でキーンさんが歌人・詩人としての啄木について語り、「日記こそ日本文...
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