文学

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ほんとうのことー「佐藤泰志の文学」 福間健二さん講演会

きょうは函館市文学館主催の講演会「佐藤泰志の文学」へ行ってきました。 講師は、佐藤泰志の親友で、佐藤の死後も著作の解説や講演等で彼と彼の文学について伝えてきた福間健二さん。 とてもいい講演でした。 友人とか傍にいたというだけでない観察と考察、時代と時間への目配り、それらを都合よくきれいにまとめようとしない真摯さが感じられました。 印象的だったことを記しておき...
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「ひなた」と「影二」

きょうはとてもいい天気でした。 春日向。洗濯物もよく乾きました。 水仙の黄色がまだ寂しい庭を照らして。 月のはじめは雪も降ったのに、北の4月はすっかり冬を脱いだようです。 日向といえば、先日、佐藤日和太さんから句集『ひなた』を戴きました。 新書版サイズのかわいらしい造本です。 カヴァー表紙画もやさしい色合い。 (創風社出版 1200円+税) ...
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4月、あたらしい気持ちで

昨日は啄木忌でした。 102年前の1912年4月13日に石川啄木は亡くなっています。 26歳、早い、早すぎる死です。 でも、死後も、というか死後いっそう啄木は読まれれつづけています。 一昨日、函館でドナルド・キーンさんによる講演もありました。 詩誌の例会日で行けませんでしたが、翌朝の函館新聞でキーンさんが歌人・詩人としての啄木について語り、「日記こそ日本文...
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「平和の日」青森の集い

3月3日 お雛様ですね。 そして、日本ペンクラブが提案し国際ペンクラブが賛同して定めた「平和の日」です。 この日に、世界中のペンセンターで平和を希うキャンペーンを行おうというものです(2011年から開催日は3月最初の土曜日)。 この催しは毎年、地方都市を巡って開催され、昨年は函館、今年は青森でした。 昨年参加して聴いたリレートークがとても良かったので、3月...
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『佐藤泰志』と映画のこと

  福間健二さん監修による『佐藤泰志 生の輝きを求めつづけた作家』が、発行されました。 4月に公開となる映画『そこのみにて光輝く』に向けての発売で、帯には映画のシーンと「作家はなぜ復活し、なぜ人びとの魂を揺るがすのか」のことば。 内容は、佐藤泰志が高校時代に書いた小説「退学処分」「青春の記憶」、評伝抄、対談、インタビュー、エッセイ・論考など、没後20年を経...
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長い坂 ①小樽詩話会50周年

21・22日と小樽・札幌へ行って来ました。 小樽は実に21年ぶり。 今回は、小樽詩話会50周年記念の祝賀会参加のためでした。 小樽詩話会は、毎月2回の例会と月刊の詩誌『小樽詩話会』と年刊の記念誌を発行している、いま北海道の詩界でもっとも充実した活動をされている会です。 最初は3人で立ち上げた会が、今や購読会員を含めると117人という大所帯です。 それも、とり...
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