『さよなら✳アボカドの日』出版お祝い会

6月ですね。
昨日は、詩誌「游人」の同人・なかの頼子さんの詩集『さよなら✳アボカドの日』の出版をお祝いする会でした。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2週間前に急遽決定した日程でしたので、大急ぎでの案内でした。
にもかかわらず、遠方から来てくださる方(なかのさん本人も札幌在住です)をはじめ、たくさんの方が出席してくださいました。
 
なかの頼子さんは游人発足時からの仲間です。
発足から数年後、転居で函館を離れてからもずっとやすむことなく書き続けてこられました。
これが第一詩集です。
30年分の詩作の結実!
表紙の絵は、彼女の描いた油絵です。
絵も最近個展を開かれました。
詩も絵もずっと淡々と続けられてきて、今年一挙に発表されたのです。
(いただいた詩集に挟まれていた一筆箋には「魔がさして恥ずかしいことをしてしまいました」と美しい文字で書かれていました)
 
アボカドを はじめて食べた日
男が逝った
深海の魚が草色の衣をはおってきたよう
な果肉が舌のうえを泳ぐように溶けた
(「アボカドの日」より)
 
彼女の文学のはじまりは、函館在住時に通った函館文学学校だそうです。
その校長の安東先生はじめ講師の鷲谷峰雄さん、竹中征機さん、対馬弘俊明さんも出席してくださいました。
小樽からは萩原貢さん、花崎皋平さん、長屋のり子さん、札幌の嘉藤師穂子さん、坂本孝一さん、横山康子さん、室蘭の田端栄子さんも駆けつけてくださいました。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
哲学者で詩人の花崎さんから、お祝いのことばが順に述べられてゆきました。
会場は、松風町のグラン・ポルト。
7階の窓からは函館山が真正面に見えます。
明るかった窓外が、だんだんと暮れてゆきます。
漁り火も見えます。
そして、お祝いのことばが半分ほど進んだところでショータイム。
なかのさんはシャンソンの歌手でもあるのです。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピアノの伴奏は、市内本町「ピアノハウス」のオーナーでピアニストの宮永正良さん。
なんて贅沢な時間でしょう。
宮永さん、ありがとうございました。
 
そして、金曜会、雨彦の会のみなさんのお祝いや思い出話を聞いているうちに、予定の時間は過ぎていました。
続きは二次会で、ということでひとまず閉会しました。
お集まりいただいたみなさん、ありがとうございました。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二次会は「杉の子」です。
(久しぶりに元子さんの優しい笑顔がみられて嬉しかった!)
みんなに「海炭市叙景」を勧めたら、なんと7人が注文。
ウェイターさんを驚かせてしまいました(笑)
 

 
 
 

 
 
 
雪国というカクテルも。緑がマリモのようできれい。
 
みなさんの心のこもったあたたかい良い会、良い一夜でした。
 
 
 

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