昨日は竹原ピストルさんのライヴに行きました。
例の如く、「海炭市叙景」の食事班で仲良くなった山本さんと一緒です。
会場の亀しょうは、本町にある小さなライブハウス。
満席です。びっしり詰め合って座りました。
オープニング・アクトは室蘭でライヴハウスをやってるシンガーソングライターの方でした。
北海道でツアーをされるアーティストの前座を勤めることが多いそうで、そういう歌も唄ってくれました。
観客が目当ての歌手の登場を待っている中で唄うのは、けっこうキツイことだろうな、と
早くピストルさんを聴きたいと思いつつ、よぎりました。
ごめんなさい、そして、おつかれさま。
竹原ピストルさんは、もう、ほんとに最高でした。
最初から最後まで、手を抜くことなく全力で唄い、弾き、吹きました。
彼のライヴは、これで三度目ですが、いつも真剣です。
毎回KOされます。
彼はギターや歌だけでなく、絵も描き詩も書くアーティストですが
アスリートの面も強く持っています。
学生時代はボクシングの選手でした。
ライヴはさながらフルラウンドを闘っているようです。
まだ聴いたことのない方は、ぜひ一度ライヴへ行ってみてください。
汗を滴らせ唄う声の大きさ、喉の強さ、持続する力、ハートの優しさに痺れますよ♪
唄った歌はどれも好きです。
「オールドルーキー」「カウント10」大好きです。
『海炭市叙景』を撮影した2010年に函館で作った歌は、その名も「まだ若い廃墟」
彼が演じた兄と妹の、佐藤泰志の原作の第一話につけられているタイトルです。
震災の前年の作ですが、いま聴くと鎮魂の歌のように聴こえます。
中島みゆきのカヴァー曲「ファイト」は、熊切和嘉監督が大好きな曲です。
(前にタウン誌のアンケートで「好きな男性は?」と聞いたら「竹原ピストル」、「好きは音楽は?」には「竹原ピストルの唄うファイト」と答えてました!)
熊切監督も竹原ピストルさんも、真面目な青年です。
よい作品をつくるため、一所懸命です。
わたしとは親子ほど年が違いますが、仕事に真摯に取り組む姿勢には、教わるところがあります。
そして、励まされます。
http://www.youtube.com/watch?v=zpTqaesMssU
会場には、海炭市叙景の仲間も来ていました。
実行委員の木下君は仕事帰りに駆けつけました。
キャストで、加瀬さん演じるガス屋の若社長の妻役の東出さんも来てました。
久しぶりにお会いしましたが、元気そうで明るい笑顔がうれしかったです。
宿泊やスタッフルームの提供など、多大な協力をしてくれた国際ホテルの佐藤さん夫妻も一番前で熱心に聴いておられました。
持っていったCDにもサインして貰い大満足です。
いい夜でした。