帰省していた三男が東京へ戻って、入れ替わりに次男が旅行から帰ってきました。
次男も明後日から部活の指導で松前へ戻ります。
そろそろ、わたしも正月気分から抜け出て、たまっている仕事や作業に取りかからなければならないのですが、それがなかなか。
一昨年の12月から続けてきたツイート詩も年末年始、お休みしています。
一度とぎれてしまうと、元来が怠け者ゆえ、ふたたび取りかかるのに時間がかかります(まずいです)。
あらためて福間健二さんの凄さを思い知ります。
福間さんは前夜が飲み会でも、旅行中でも、映画の編集中でも、講義のある日も、毎朝欠かさずツイート詩を書き続けておられるのです。
依頼されたわけでも、見返りがあるわけでもないのにです。
それは大変なことです。
「福間健二のツイッター掲載の詩/散文的な題材を扱いながら、言葉は詩であるのがすごい。しかも、毎日言葉の緊張度を落としていないのには感服します」
(森川雅美『現代詩年鑑2013』アンケート「今年度の収穫」より)
まったく同感です。
福間健二という詩人はタフだ、とつくづく思います。
「書くことがなくても書く」詩人は、書くことで書かれることをつかまえる筋肉を鍛えています。
書き続けてきた人の強さに敬服します。
それにくらべ、自分はなんて脆弱だろう、恥ずかしくなります。
恥ずかしくなるといえば、年末に尊敬する先輩詩人たちから相次いで詩集や詩誌が届きました。
小樽の詩人・萩原貢さんからは詩集『小さな椅子の鬣』を戴きました。
過去も現在も、死者も生者も、夢も現も、自在に行き交うすてきな詩集です。
札幌の渡辺宗子さんから個人誌『弦』も送っていただきました。
渡辺さんはご年輩ながら、すばらしくチャーミングな女性です。
書かれる詩は硬質で、散文もドキッとするような視点と表現で大好きです。
釧路の畑野信太郎さんが寄稿されていますが、畑野さんも博覧強記の大先輩!
道南・七飯の須賀ユキさんからは『帆』が届きました。
あとがきの「やはり詩を生命としている以上はその根を切ってしまっては生きていけません」の語に、たじろぎます。
萩原さんも宗子さんも須賀さんも70代後半、畑野さんは80代です。
その筆力と人間力に圧倒されます。
・・・細々とですが、わたしも書き続けてゆこうと思います。