樹の時間、雪の手紙

朝起きたら、屋根や庭木が雪化粧していました。
白い世界は、こころ躍るものです。
子どもの頃の初雪の朝の驚きと嬉しさを思い出します。
松の枝にふんわりかかった雪は真白い綿のよう。
玄関横の松は、末の子が生まれたときにいただいた苗木を植えたもの。
もう手に負えないほど大きくなりましたが、子どもたちが小さかった頃は
クリスマスツリーのように形がよくて、電飾をめぐらしたりしました。
 
それにしても、木の伸びゆく力には感服します。
生き物のなかで、いちばん大きくなるのも、いちばん長命なのも
木だとか。
縄文杉は樹齢3000年?4000年?
大きな木といえば、つい先日、新聞でライオンが木の枝にいる写真を見ました。
こういう大きくて長命な樹木の根はどうなってるのかと、そらおそろしい気もします。
 

 
陽が射してきたら、雪は一気に溶けました。
一夜の夢のように淡い雪のいのちでした。
根雪になるまで、もうしばらくかかりますね。
 
 

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