仙台へ行ってきました。
久しぶりの一人旅、
ま、一泊二日の短いものですが、主婦が家を空けるって、けっこう大変でして。
ボランティアも休まなければならないので、急いで校正本をエックスパックで送ったり、ふーっ。
仙台、楽しかったです。
でも、楽しいことの後には苦しいことが待っている、これ世の常、人の常? それともわたしの経験則?
ゆうべ帰ってきてPC開けたら、あらたなデータ添付メールがいっぱいで、ブログどころではなく泣きそうですが(笑)、
忘れないうちに簡単にメモだけしておこうかな。
このたび仙台へ行ったのは、映画『日本の悲劇』の先行上映鑑賞と小林政広監督のトークを聴くためでした。
映画はすでに観ていますが、関東以北で初の公開であり、そして宮城県は前作『ギリギリの女たち』や『春との旅』など小林監督作品のゆかりの地です。
そこで『日本の悲劇』を観られる、お会いしたい方たちとも会える、というわけで出かけた次第です。
上映館の桜井薬局セントラルホールは、仙台駅前商店街クリスロードにあるビルの2階にありました。
アーケードの通りを人の流れのなか歩いていると見逃してしまいそうな看板、その細い通路奥のエレベーターで2Fへ上がると意外なほど広いホール!
大きなスクリーンと赤い座席が懐かしいような映画館でした。
7時半からの上映でしたが、ツイ友の岩澤さんや菊池さんと連絡をとりあって6時半には映画館へ。
仙台在住の岩澤さんとは、昨年の前橋文学館での福間健二さんの映画『わたしたちの夏』上映の際にお会いしています。
わたしの詩集『陸繋砂州』を持っておられて驚くやら恐縮するやらでした。
文学・音楽・映画を愛する、とても心優しい方です。今回、とてもお世話になりました。
菊池さんは、映画『春との旅』の撮影が行われた鳴子温泉の旅館の若女将です。
ご家族を愛し、旅館のお仕事も山歩きやラジオのお仕事も楽しむ軽やかでステキな女性でした。
帰りの電車の都合で交流会には参加できない彼女と、上映前たくさんお話しできてよかったです。
並んで映画『日本の悲劇』を観ました。
すでに観て、内容は知っているとはいえ
仙台の、街なかの階上にある大きなスクリーンで、他の観客の反応も感じながら観るのはまた、格別なものでした。
上映後に、監督のトークと観客の質問や感想の時間がありました。
カレンダーの日付のこと、電話のベルの音、
目も耳も研ぎ澄まし集中して観ておられたことが判ります。
だれにとっても、他人事でない映画なのだと、つくづく感じ入ります。
当該館での上映は、9月8日(日)から。たくさんの人に観ていただきたいです。
上映後、
ホールの壁に記念のサインをした小林監督と
桜井薬局セントラルホールの遠藤支配人
その後、岩澤さんが手配してくださった交流会に参加しました。
小林監督を囲んで、映画や映画祭に関わっている方たちや、遠藤さん、太秦の小林三四郎さんたちと楽しい時間でした。
ただ、わたしは年だけ食っていますが、未熟者ゆえ、大人な挨拶ができないし・・
下戸だし・・
甘ちゃんだし・・
あとから気づくこともあって(いっつもでしょ、の声あり 笑)・・
小林監督が言われていたことの意味も、あとから反芻して、反省して・・
あらためて小林監督の映画への愛と厳しさ(自他への)を噛みしめています。