5月8日は、「游人」最後の合評会でした。
会場は昨年と同じスマイルホテルの会議室ですが、今年は大きい方の会議室をお借りして、「游人」25号の詩作品について熱く語り合いました。
今回も小樽の長屋のり子さんが、素敵なゲスト(熊谷敬子さん、佐藤裕子さん、花崎皋平さん、加藤多一さん、坂本孝一さん)をお連れくださって、うれしいことでした。
同人は、河田節さん、木田澄子さん、幸野綾さん、長屋のり子さん、番場早苗の5名、佐波ルイさんは緊急の用で欠席(美味しいプリンを差し入れてくれました)でした。とても佳い合評会でした。
合評作品は、「夜の岸で」(番場)、「遠景」(河田)、「まどろむこども」(木田)、「橋の上で」(幸野)、「死者たちの輪唱(カノン)が聴こえる」(長屋)の5作品。時間があれば、佐波さんや寄稿してくれた元同人の高橋妃佐子さんや田端英子さん、ひしいあきさんの作品も取り上げたかったのですが、午後3時開始から6時30分までの3時間半は、あっという間に過ぎてしまいました。
遠路お越し下さったゲストの皆さま、お疲れのところほんとうにありがとうございました!
また、今号に対しては、お手紙やメール、ブログ等でたくさんの方に感想や労いのことばをいただきました。衷心より感謝申し上げます!
二次会は松風町の居酒屋“すずや”にて。
途中より旅行から戻られたばかりの高橋さんも参加されて、楽しく美味しく夜は更けていきました。
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詩誌「游人」は1991年の12月に初めてアンソロジーとしてまとめられました。その数年前から詩の勉強会として毎月集まっていましたが、「游人」として発足したのは、1991年のことでした。
そのころの写真が残っています。
拙詩集「鬼捲り」出版をお祝いしてくれた時の写真です。
「游人」発足時のメンバー、藤田節子さん、河田さん、金村鏡子さん、平塚ミチルさん、高橋さん、なかの頼子さん、木田さん、番場(前列の白ブラウス)の全員が写っています。
みんな若いです!なんて黒髪豊かな私たち!(笑)
この28年の年月を想います。
こうして、25号まで発行できたこと、終刊号と銘打って終われたことは幸いでした。
長い間、ありがとうございました!!
〈追記〉
夜、帰宅してお風呂にお湯を溜ながら開いた北海道新聞に胸がいっぱいになりました。「道内文学 詩」に三角みづ紀さんが、合評会でも話題になった本庄英雄さんの詩集『空を泳ぐ』の「あとがき」を引用して、心のこもった評を書かれていました。私も本庄さんから詩集をいただいて、その作品にもあとがきにも感動して、少し前にお礼状を出していたのでした。しかも、本庄さんの評に続いて、「游人」終刊号のことと合評会で読んだ私の「夜の岸で」についても、とてもありがたい評を書いてくださっていたのでした。
その前日には「道内文学 創作・評論」で澤田展人さんが「恒河沙」2号をとても好意的に評してくださっていて、まだその感激のなかにいたのでした。二日続きでこんなうれしいことがあるなんて、夢でしょうか。
大きな励ましをいただきました。この宝を胸に、これからも書いていきたいと思います。有り難うございました!