雨の夜です。
11月はうれしい
おめでとう 祝ってくれるひとがいる
ありがとう 生きて応えるわたしがいる
11月はさみしい
日に日に日暮れは早く 夜明けは遅い
葉を落とし立ちつくす裸の木のさむささみしさ
11月はあぶない
身も耳も 騒ぐ逆巻く疼く渦巻く
海は呻り(割れ)水は滾り(狂れ)
11月はうれしさとさみしさとあぶなさが交互に、ときに同時にやってきます。
13歳の誕生日は、ケネディが暗殺され。
20歳の誕生日のすぐあとに、三島由紀夫の割腹自殺。
10年前には、ビートルズで一番好きだったジョージ・ハリスンが亡くなりました。
なんだか、どきどきとざわざわの大波小波、胸が騒ぐ季節なのです。
今年は、3月11日以来の不安が、8ヶ月以上経っても去らないどころか、さらに募ってます。
そんななか、大阪では異様な熱気の選挙です。
東電・福島の原子力発電所の所長は病気退陣(病名も被曝線量も非公表)。
原発事故はいまだ収束せず、土も海も放射能に汚染されつづけて。
どうなってゆくのでしょう。
祈りの指をほどき
なお書くことでしか