ツレヅレ 奔る春 昨日、大道寺将司の訃報に空を見上げました。「この世からの離陸」読み終えたばかりの小説『離陸』(絲山秋子著)の言葉を呟いて。先月の札幌・豊平館の〈pw連詩組と北の仲間たち〉で、わたしは昨年書いた「奔る春」という詩を朗読しました。こぶしの花が三階の窓まで伸びて白を咲いている雪の白とは違う炎(ひ)を宿した濃い白 冬中ためてた息を一気に噴きあげたような乳白の花は塊と... 2017.05.25 ツレヅレ