寒かったころ

きょうも寒いです。
 
小林政広さんの『BASHING』というCD(2006年)を聴いています。
この全4曲のCDの最初と最後には同じ曲が入っています。
「寒かったころ」という曲です。
最初の「寒かったころ」は制作年当時の小林政広さんが唄っています。
最後の「寒かったころ」は林ヒロシ名の30年前の小林政広さんの唄声です。
こちらは映画『バッシング』のエンディングテーマ曲だそうです。
残念ながら、その映画はまだ観ていません。
いえ、その映画だけではなく、小林監督の映画は
『愛の予感』しか観ていません。
その『愛の予感』のエンディングで聴いた小林政広さんの唄声が好きで
購入したいなと思い、ネット検索したのですが、販売されてませんでした。
かわりに、この『BASHING』を見つけて購入したのでした。
 
このCDは、30年前の小林さんの「寒かったころ」「きみの胸の中で休ませておくれ」と
高田渡さんの「仕事さがし」で、構成されていますが、まるでどの曲も、
今年の、あの、春の、大震災以後を唄っているように聴こえます。
とりわけ、「寒かったころ」は……
 
寒かったころ
(作詞/作曲:小林政広)
もう見えなくなります
汽車は通りすぎて行きます
もう見えなくなりました
汽車は通りすぎていきました
 
陽が昇るころもう一度
陽が昇るころもう一度
ここまでやって来ようと思います
陽が昇るころもう一度だけ
 
好きだったあの娘は
この街にはいません
好きだったあの娘は
もうどこの街にもいやしません
 
ひとりぼっちだったことを知り
ふとひとりぼっちだたことを知って
かわいそうな街だと言って
ボクは眠りにつきます
 
この街を出る前に
この街を出る前に
窓を閉めきってしまいました
そして眠りにつきました
 

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