佐藤泰志

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11月に『佐藤泰志 そこに彼はいた』

11月最後の日です。この月は難題が次から次と続き、わたしにとって大変な月ではありました。それでも、そんな日々にも、うれしいことはあって。人生悪いことばかりじゃないなと思わされ生かされているのは、神様の罠でしょうか。いいえ、きっとギフトです。昨日、福間健二著『佐藤泰志  そこに彼はいた』が届きました。456頁の大冊!(河出書房新社 2900円 税別)夢を共有し...
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24年目の10月10日

きょうは佐藤泰志の命日。午後、お墓参りに行ってきました。木々の間から遠く函館山が見えます。しばらく誰も訪れていなかったようで、持っていったお花をふたつに分けて花立てに挿しました。さみしいような、清しいような、ささやかな供花です。風がさわさわさわさわ吹いていました。東山墓苑は大きな公園で、佐藤家の墓は芝生の明るい中央にあるので、墓地という感じがしません。お線香...
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『そこのみにて光輝く』函館試写会でした!

きょうは、映画『そこのみにて光輝く』完成披露試写会でした。招待状を先月いただいて楽しみにしていました。場所は、『海炭市叙景』の時と同じ芸術ホールで午後の部と夜の部の2回。海炭市メイトの山本さんと一緒に午後の部へ行ってきました。山本さんと会うのも久しぶりです。午前中に迎えに来てくれた彼女と図書館近くのピーベリーでちょっと早いランチ。「ねぼうセット」は、おおきな...
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『佐藤泰志』と映画のこと

福間健二さん監修による『佐藤泰志 生の輝きを求めつづけた作家』が、発行されました。4月に公開となる映画『そこのみにて光輝く』に向けての発売で、帯には映画のシーンと「作家はなぜ復活し、なぜ人びとの魂を揺るがすのか」のことば。内容は、佐藤泰志が高校時代に書いた小説「退学処分」「青春の記憶」、評伝抄、対談、インタビュー、エッセイ・論考など、没後20年を経て復活した...
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光の丘で - 「ここにある半島」

昨日は一日雨でしたが、今日(10月10日)は秋晴れ、真っ青な空!朝は12℃と寒かったですが、日中は陽射しがふりそそぎ半袖でもいいような暖かさでした。洗濯を干し家事をすませてから、東山の佐藤泰志のお墓へ参ってきました、墓園へ向かう途中の道にあるお寺の案内板に頑張っても駄目な時はあるでも無駄ではないと書かれた紙が貼ってありました。どうということもない言葉ですが、...
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45年後の「市街戦のジャズメン」-小説『海炭市叙景』と映画『書くことの重さ 作家 佐藤泰志』

昨日は映画『書くことの重さ 作家 佐藤泰志』の函館公開初日でした。5月に試写会で観ていましたが、再編集された本編は試写で観たのよりぐっとしまって良くなっていました。全国公開に先駆けて、佐藤の故郷・函館での先行上映です。映画の終了後には、再現映像で佐藤泰志を演じた村上新悟さん、仲居役の樋口泰子さんの舞台挨拶がありました。お二人とも、この映画に〈語り〉で出演され...