2020年、正月七日

年が明けて早、七日。
おだやかな一週間を過ごしました。

元旦は湯の川温泉の啄木亭にて迎えました。
大晦日は吹雪でしたが、息子の車でホテルに到着した夕方には雪は止んでいました。
ホテルのロビーは迎春仕様でした。
ロビーで全員集合、お部屋は和室です。
お料理は豪華でした。
お品書きの数に驚きます。おいしい食事とたのしい会話。

温泉にも入って、テレビで紅白歌合戦を視ました。
三兄弟は仲良くゲームに興じていました。
小さい頃もらったプレゼントの話などを息子たちがして、もう何十年も前の、息子たちが小さかった頃がついこの前のように思えるのでした。
息子たちの声を聞きながら、わたしはとても安らいでいつもより早く寝入っていました。
(息子たちは3時頃まで起きていたそうです。)
元旦は目覚まし音で飛び起きました。まだ5時半。発信源は遠くの勤務地へ通う二男のスマホでした。
音を止めさせて二度寝しようとしましたが、眠れず、朝風呂へ。
最上階の11階の大浴場の大窓から、(昨夜は暗くて見えなかった)函館山と海が見えました。
安心する風景。
啄木亭は、わたしが子どもの頃いつも通っていた道の途中にあります。
かつては、広大な敷地のお屋敷でした。
あまりに広大な敷地で、住んでいる人がどんな人か見ることもありませんでしたが、お庭の手入れを大勢の人がしているのをよく見かけました。
そのお庭の一部を残したのでしょうか、中庭にたくさんの木々が雪をかぶっていました。
初めての温泉宿での年越し、よかったです。

五日は、隔週で詩の選者をしている北海道新聞「日曜文芸」の今年最初の週でした。
番場選で、田中久雄さんの「餅つき」が掲載されました。
お正月にふさわしいタイトルの詩は、少年時の想い出と70代の感慨が味わい深いものでした。
詩の選者をしてみて驚いたのは、高齢の方がたくさん投稿してくださることでした。
ハガキで数句・数首を投稿でき、十数句や十数首も掲載される俳句や短歌と違って、詩は原稿用紙に書き封筒に入れての投稿、しかも1篇しか掲載されません。なのに、20代から90代の方まで自分の表現を詩ですることを選び投稿してくださることが本当にうれしいし尊いなあと感じています。
原稿用紙を買いに行けないので、と便箋に線を引いたマス目に書いて送ってくださった89歳の女性もいました。
彼女にとって詩作は糧であり杖であるのだと思いました。
テクニックではなく、心からの言葉が書かれた詩が届きます。
わたしも心をこめて読み、選び、評しています。
小中高の同級生からの年賀状に“いつも選評みています”と添え書きがあって、うれしかったです。
番場選を希望して投稿してくださるみなさま、お読みくださるみなさまに感謝です。

今日七日は、近くの神社のどんど焼きに行ってきました。
2年ぶりです。昨年のお正月は入院していて、玄関のしめ縄かざりは息子がどんど焼きに持って行ってくれました。
今年は喪中なのでしめ縄飾りはないのですが、昨年持って行けなかった熊手などを持参しました。
どんど焼きの火にあたると風邪をひかないと子どもの頃からの教えに従い、躰の前後あたってきました。

そのあと、お参りして破魔矢と熊手をもとめました。
病や悪や邪から護ってください。

お神籤もひきました。
大吉!

 

 

 

 

 

いい歳になりますように!

2020年最初の、これがわたしの一週間の出来事です♬
今年もどうぞよろしくお願いします。

 

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