文学

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若松孝二監督追悼上映会 『千年の愉楽』

きのう(10/13)は若松孝二監督作品『千年の愉楽』を観てきました。とても寒い日でした。会場の金森ホールは函館港の倉庫群、コートを羽織っていったのですが、それでもまだ寒く、台湾や韓国からの観光客で賑わうショップ街で買ったショールを巻いて帰ってきました。中上健次原作の映画です。ロケ地も俳優もよかったです。光る海や寺島しのぶさん演じる若いオリュウノオバの健やかさ...
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光の丘で - 「ここにある半島」

昨日は一日雨でしたが、今日(10月10日)は秋晴れ、真っ青な空!朝は12℃と寒かったですが、日中は陽射しがふりそそぎ半袖でもいいような暖かさでした。洗濯を干し家事をすませてから、東山の佐藤泰志のお墓へ参ってきました、墓園へ向かう途中の道にあるお寺の案内板に頑張っても駄目な時はあるでも無駄ではないと書かれた紙が貼ってありました。どうということもない言葉ですが、...
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句集『肋木』

雨です。洗濯の外干しも草取りもできない雨の日です。暗いです。たまっている家の仕事も点字もアレヤコレヤもあるのに、何もせず音楽を聴いてぼーっとしていました(ボットーとボーット、ことばは似てるけど実体は真逆ですね笑)。ぐーたらです。しょうがない雨の日は 雨の日はしょうがない♪(「雨が空から降れば」別役実 詞 小室等 曲)あ、送っていただいた句集は読みました。詩誌...
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仙台メモ② ー 生きながら針に貫かれし蝶のごと・・・

なんだか慌ただしい日々でした。小さな旅から戻って1週間、夜は虫の声が賑やかです。間があいてしまいましたが、仙台メモの続きをちょっとだけ。2日目は寝不足もいいとこでした。前夜、ホテルに戻ってから直ぐには寝付けなかったのです。『日本の悲劇』鑑賞と交流会の余韻で興奮状態だっただけでなく、パンフレットを開いちゃったからです。すごく読み応えのあるパンフレットなんですよ...
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函館の高校生が読んだ「そこのみにて光輝く」~「海碧」第19輯

きのうは、第11回青春海峡文学賞の最終選考会でした。その席で市内の高校の文芸部誌を頂戴しました。(ここには映っていませんが、函館ラ・サール高校に新しくできた文芸同好会誌もありました。「故郷」と題された、いかにも手作りの武骨な冊子に、書きたいという熱い想いを感じてうれしくなりました。)各高校それぞれ、趣向を凝らした立派な部誌で感心しました。なかでも、市立函館高...
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游ぐ人

きのうは『游人』19号の合評会でした。年に一度、細々と発行してきて19号になりました。最初のメンバーで集まって詩の勉強をするようになってからは22年です。この間に、3人の同人を喪いました。藤田節子さん、平塚みちるさん、そして、今号発行直前に逝ってしまわれた、なかの頼子さん。今号は、なかのさんの詩集『さよなら✻アボカドの日』の特集だったのに、追悼特集のようにな...